当ページではキングダムの新六大将軍に誰が選ばれるのかを予想してきます。
予想は史実を絡めますので「ある程度のネタバレはOK!」という方だけお読みください。
結論からお話すると、私の新六大将軍の予想は下記の六人です。
- 信(李信)
- 王翦
- 蒙恬
- 王賁
- 蒙武
- 羌瘣
「おいおい、桓騎はどうした?」
「騰って六大将軍筆頭じゃないっけ・・・」
「マンタンワ様万歳!!」
と感じた方もいらっしゃることでしょう。
というわけで、上記六名が新六大将軍になると予想した根拠を話していきます。
新六大将軍を予想する上でのポイント
当ページでは、新六大将軍を予想する上で史実を重視しています。
史実を重視する理由は簡単で、「原作者の原泰久さんが史実をないがしろにしないから」です。
原泰久さんは「史実から逸脱したことはないのか?」という質問に対して次のように答えています。
ないと思います。記載があるものをねじ曲げることはしないように、できるだけ気を付けてます。ただ史実に記載がないものは、「そうだったかもしれないよね」という感じで自由に描いていて。羌瘣が女なのも「『史記』に男とは書いてないよね」というスタンスです。
引用元: 原泰久「キングダム」インタビュー
とはいっても、キングダムの時代を残した書物が少なく、書かれていたとしても内容も事細かに残されていないものがほとんどです。
なので、史実は重視するけど他の要素も考慮していく方針で決定していきます。
ちなみに、各国が滅亡する年表を下記に作成しました。
西暦 | 滅亡する国 |
---|---|
紀元前230 | 韓/趙 |
紀元前226 | 燕 |
紀元前225 | 魏 |
紀元前223 | 楚 |
紀元前221 | 斉 |
恐ろしいスピード感ですね笑
ちなみに、史実では斉が割とあっさり降伏するので、おそらく楚が最後の強敵として描かれるという予想です。
新六大将軍の予想
ここでの新六大将軍の予想の順番は本命だと感じる順に紹介しています。
本命
8割がた新六大将軍に選ばれるだろうと予想している4名を紹介します。
信(李信)
いわずもがな主人公なので。
秦の六大将軍が復活する
信 お前はそこに割って入り必ず六将の一席を掴み取れ
引用元: キングダム41巻438話「雄飛の刻」嬴政の言葉より
こんなことを嬴政に言われて六大将軍になれないのはちょっとね笑
少年ジャンプの黄金期に影響を受けた原泰久さんなら、しっかり王道を踏んでくれるでしょう。
信は「王騎の意思と矛を引き継いだ男」でもありますので、史実関係なく新六大将軍は確定です。
史実的観点から見れば、蒙恬とともに楚を順調に攻めるも、項燕大将軍(項羽の祖父)に大敗します。
楚との戦いには王翦も絡んでおり、そのあたりがストーリーとしてかなり凝った内容になると予想されます。
王翦(おうせん)
王翦は史実を見ると偉業とも言える働きぶりで、秦の最強武将と言える戦歴です。
詳しくは話しませんが、王翦は多くの国をぶっ潰します。
現状キングダムで描かれている実績では、鄴(ぎょう)攻めの総大将として勝利を収めているので文句なしの六大将軍級です。
「王翦は国を作る野望を持っているから、それを抑制するために六大将軍に選ばれない可能性があるのでは?」と感じる方もいらっしゃると思います。
その点は新六大将軍とは無関係であると私は考えています。
信と蒙恬が楚に大敗した後、王翦が60万の兵を挙げて楚の迎撃に当たりますが、Wikipediaによると次のように書かれています。
これは秦のほぼ全軍であり、反乱を起こすには十分過ぎる数だったため、臣下には疑いを抱く者も多数いた。
引用元: Wikipedia「王翦」
楚は物語のかなり後半で滅亡する国と考えると、それよりずっと以前に新六大将軍は決まっていると予想できます。
おそらく、新六大将軍が決まるのは趙が滅亡した後くらいでしょうか。
となると
- 王翦が新六大将軍に選ばれる
- 燕と魏が滅亡
- 信が楚の項燕に大敗
- 王翦が出兵するが、王翦の野望は・・・
といった流れになる気がしています。
つまり、王翦の野望と六大将軍は無関係であり、対楚のストーリーの伏線なのではないでしょうか。
蒙恬(もうてん)
蒙恬は信のライバルであることもあり、ほぼ確定で新六大将軍に選ばれると予想しています。
「蒙恬は文官として活躍していくパターンはないの?」という意見もあるかもしれませんが、その可能性は限りなく低いです。
確かに史実では宮廷入りした当初は文官として訴訟や裁判に関わっていますが、その後は軍を率いて他国を攻めています。
キングダムでは信と出会った当初から将であったため、文官はすでに過去の話だと想定できます。
キングダムの鄴攻め後に蒙恬が将軍に昇進していることもあり、今さら文官側につく理由もない気がします。
また、史実上楚を攻めたときに李信の副将として参加し、その後も李信と王賁とともに斉討伐で活躍します。
将軍としての出番はまだまだありそうです。
そして、史実では中華統一後は蒙毅とともに匈奴に勝利しており中国への侵入を拒みました。
その点を考えれば、将来的に蒙恬は李牧並みの知力をつけているともかんがえられますね。
王賁(おうほん)
信のライバルなので、王賁もほぼほぼ確定で新六大将軍に選ばれると私は予想しています。
史実の上でも中華統一に大きく貢献しており、王翦に劣らない活躍をしています。
もし新六大将軍に選ばれないとしたら、王翦との親子関係が関わってくるでしょう。
王翦が王賁を新六大将軍にしないように画策するかもしれません。
王翦は李信が楚を攻める前に一度隠居したとも言われており、その時点で王賁に座を譲るという可能性はありそうです。
ただし王道で考えるなら、史実の活躍から見て王賁は新六大将軍に選ばれるものと予想しています。
準本命(可能性が高い)
これ以降は人によって意見が大きくわかれそうです。
蒙武(もうぶ)
原泰久さんがキングダムの連載前に読み切りの「蒙武と楚子」を描いているのです。
楚子とは昌平君のことであり、史実では昌平君が故郷である楚に寝返ります。
「蒙武と楚子」では国から捨てられて秦に来た昌平君と蒙武が仲良くなり、寝返った昌平君を討つまでが描かれています。
史実上、王翦と蒙武が楚を平定させます。
楚との最終局面で実績を出すことを考えれば、蒙武が六大将軍に選ばれる可能性は十分にあるでしょう。
羌瘣(きょうかい)
羌瘣だけは史実とは別の観点を重視して予想しています。
「羌瘣と河了貂のどちらが信と結婚するのか?」と気になっている読者も少なくないと思います。
その話題について、原泰久さんは次のように答えています。
どっちと結婚させるか、最近僕の中で固まってきました。
引用元: 原泰久「キングダム」インタビュー
これについて、私としての考えは信と結婚するのは羌瘣ではないかと予想しています。
元の六大将軍には「王騎と摎」がいましたが、羌瘣を新六大将軍に添えて「信と羌瘣」として重ねるのではないかと。
王騎は残念ながら摎と結婚できませんでしたが、信は・・・という流れが王道に思えます。
また羌瘣はキングダムの第643話(李信将軍昇進時)で飛信隊でありつつも、李信の軍10000人とは別で羌瘣が5000人を率いています。
「意図的に、将来六大将軍とするために羌瘣を別動隊にしてある」とも考えられますね。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
他の新六大将軍候補についての見解
新六大将軍の予想の結論に挙げなかった将について話していきます。
対抗(可能性高)
対抗馬として挙げる将たちは、準本命と最後まで悩んだ将たちです。
騰(とう)
騰は元六大将軍の王騎の副官であり、実力は王騎にも「六大将軍に見劣りしない」と認められるほどです。
また、史実では韓を滅ぼしていますので、六大将軍入りの可能性は十分です。
私は六大将軍が選ばれる論功行賞が趙滅亡時の後に選ばれると考えています。
その時点で韓は滅んでいますので、論功行賞で騰が選ばれる可能性がかなり高い・・・
のですが、敢えて騰が自ら辞退する可能性があるのではないかと私は見ています。
というのも、騰が王騎の副官まで昇り詰めているという点で「一回り前の世代」だからです。
第一線に立たず、将来的には王騎の意思と矛を受け継いだ李信の助言役に回るのではないかなと。
このあたりは完全に私の妄想なので、準本命の蒙武と羌瘣と同等の可能性を持っていると思います。
楊端和(ようたんわ)
「マンタンワ様万歳!!」勢の方、お待たせしました。
楊端和もキングダムでは屈強な山の民を率いる武将であり、六大将軍に昇格するのに実力は十分だと思っています。
また、キングダム第41巻の時点で大将軍の位である「大上造」の爵位をもらっていることがわかっています。
ただ、史実では趙を平定するまでに活躍をしていますが、その後の記録はありません。
山の王として秦への協力というスタンスでそのまま進むのではないかと予想しています。
大穴
大穴は、一応新六大将軍の予想候補としては挙げるけどおそらく選ばれない将軍です。
桓騎
秦でも随一の実力で、非道ながらも桓騎の変則的な策に魅了される読者も多いはずです。
私も桓騎が大好きで、新六大将軍に選ばれる未来を見たいのですが、残念ながらおそらく選ばれることはないでしょう。
なぜなら、桓騎は史実上では李牧に負け討死、もしくは燕に亡命する説があるためです。
六大将軍が決定する前におそらく桓騎は秦からいなくなります。
壁
壁はところどころで「できない将」みたいなイメージはありますが、なんだかんだで着実に出世している将です。
鄴攻めでは兵糧を焼かれるヘマをしつつもロゾを討ち取っています。
壁は原泰久さんが史実を読み間違えたために登場してしまったキャラクターです。(エピソードは単行本に描かれています)
そして、読み間違いに気が付かなかったら実はすでに亡くなっているキャラクターでもあるという・・・
もともとの筋書きでは亡くなってしまうキャラクターが六大将軍になることはないだろう・・・
また、壁の実績から見てもさすがに六大将軍になることはないだろうと予想できます。
まとめ
秦の新六大将軍の予想は下記のような結果となりました。
本命
- 信(李信)
- 王翦
- 蒙恬
- 王賁
準本命
- 蒙武
- 羌瘣
対抗(可能性高)
- 騰
- 楊端和
大穴
- 桓騎
- 壁
史実と違う点があったり、別の予想がありましたらコメントをお願いします。