キングダムに登場する飛信隊の組織図をまとめ、構成について考察していきます。
当ページでは、鄴攻略ののちに信・・・あらため李信が将軍に昇進した時点での組織図となります。
細かく言えば、キングダムの第643話「覚悟の通達」時点での飛信隊の組織図です。
李信将軍の新たな飛信隊はどのような体制で、どのような活躍が期待できるのでしょうか。
飛信隊の組織図
引用元: キングダム 第643話「覚悟の通達」より
まず、新たな飛信隊の組織図をまずは大雑把にまとめていきます。
人数についてまとめると以下のとおり。
- 李信将軍が率いる軍勢は一万人
- 羌瘣五千人将は副長ながら別動隊
- 李信と羌瘣を合わせると一万五千人
他の軍と比べると羌瘣の立ち位置が少し特殊かもしれません。
全体的に見ると歩兵の割合が多いですが、騎兵も十分な数がいます。
また、弓部隊800名は飛信隊にとって新たな戦力となりそうですね。
飛信隊の組織図を改めて一覧にまとめると次の通りです。
指揮官 | 役職/隊名 | 階級 | 歩兵 | 騎兵 | 特殊兵 |
---|---|---|---|---|---|
李信 | 将軍 | ||||
河了貂 | 軍師 | 100 | |||
渕 | 副長 | 千人将 | 800 | 200 | |
楚水 | 副長 | 千人将 | 1000 | ||
岳雷 | 黒飛麃 | 千人将 | 500 | 500 | |
我呂 | 赤飛麃 | 千人将 | 500 | 500 | |
那貴 | 那貴隊 | 千人将 | 500 | 500 | |
田有 | 千人将 | 500 | 500 | ||
田永 | 五百人将 | 500 | |||
崇原 | 歩兵長 | 千人将 | 1000 | ||
沛浪 | 副歩兵長 | 五百人将 | 500 | ||
竜川 | 五百人将 | 500 | |||
澤圭 | 二百人将 | 200 | |||
竜有 | 百人将 | 100 | |||
中鉄 | 百人将 | 100 | |||
尾平 | 百人将 | 100 | |||
石 | 偵察部隊 | 100 | |||
? | 弓部隊 | 800 | |||
小計 | 李信軍 | 10000 | 5300 | 3700 | 1000 |
羌瘣 | 副長 | 五千人将 | 3500 | 1500 | |
合計 | 飛信隊 | 15000 | 8800 | 5200 | 1000 |
組織図の一覧表がずれてしまう方のために画像版を用意してあります。
下記をクリックすると飛信隊の組織図が画像で見れます。
新たな飛信隊の考察
飛信隊の組織図が整理できたところで、詳細を考察していきます。
李信将軍の直衛部隊はどこ?
李信は将軍に昇進しましたが、直衛の兵が存在しません。
代わりに配下に渕、楚水、岳雷、我呂、那貴、田有、田永、崇原が直下にいるため、それらに指示を出す指揮官としての働きを担う形となっています。
ただ、基本的な指示はおそらく河了貂から降りてると推測できます。
李信は本能型の才能が開花していますので、前線で戦うことになると考えられますよね。
当然、直衛のように振る舞う兵が必要になります。
直衛で活躍する兵は田有、田永が主力で、時点で岳雷、我呂の隊となるのではないでしょうか。
というのも、これまでの戦いを見ると副長の渕と楚水は李信とは別行動で兵をまとめている印象。
そして、那貴隊は飛信隊の中でも知略型の隊に近いため別で動く方が良さそうです。
崇原は弓兵を含めた歩兵3300を預かる歩兵長ということなので、騎馬で動く李信将軍と動くことは少なそうです。
(崇原の隊が戦っているところに李信が突撃する可能性などはありそう)
田有と田永は最古参のメンバーであり、今までも前線で戦ってきた仲で飛信隊を最も理解している将です。
黒飛麃と赤飛麃の役割とは?
岳雷が率いていた元麃公兵で構成された「飛麃」が黒飛麃と赤飛麃に分けられました。
黒飛麃は岳雷、赤飛麃は我呂が率います。
岳雷はあまり多くは語らないけれど文句なしの武勇を誇ります。
我呂は文句を言いつつもやることはきっちりやる武将ですね。
我呂は岳雷より地位が低いような描かれ方がされていましたが、同じ千人将に昇格しました。
黒飛麃と赤飛麃に分けられたこともあり、二人がライバルとして武功を競いあって強くなっていく姿が見られそうです。
歩兵と騎兵で隊を分けるのではなく、歩兵と騎兵を同じ数で振り分けている点がミソになってくるかもしれません。
もともと本能型の将軍の配下なので、突撃や奇襲などで活躍が見られるのではないでしょうか。
麃公配下の千人将・縛虎申も過去にとてつもない突破力を見せていたのを思い出してしまいますね。
羌瘣が独立しているのはなぜ?
羌瘣の軍は李信の軍勢10000とは別扱いのようです。
今までも羌瘣の直下で働く兵は飛信隊とは違った士気を見せることがあったので、今後は大軍勢としてより色濃い性質を見せそうです。
歩兵3500、騎兵1500とざっくりした組織図となっていますが、それだけまとめるには羌瘣隊の副長や将が必要になるでしょう。
新キャラクターが登場するかもしれないので楽しみですね。
羌瘣が独立している理由についてですが、将来的に羌瘣が六大将軍になる可能性が考えられます。
過去に六大将軍の王騎と摎(きょう)に重ねて、李信と羌瘣を合わせてくるイメージです。
史実での羌瘣は趙を滅ぼすのに貢献しています。
今後、大きな武功を挙げることも考えられますね。
歩兵隊の構成と弓部隊
崇原が率いる3300人の歩兵隊は前線の主力部隊となりそうです。
ただし、飛信隊はもともと農民兵がほとんどで盾を持った重装歩兵が少ない印象があります。
将軍ともなれば資金も十分にあるでしょうし、今後は重装歩兵も増える可能性もありますね。
個人的には、今までどおり身軽に動ける兵たちで攻撃に特化した軍であり続けることに期待しています。
そして、組織図の澤圭の右側にいる弓部隊が飛信隊にとって大きな存在になりそうです。
指揮官は不明ですが、仁と淡の実力は金毛を討ち取るなど鄴攻めでの活躍のとおりです。
弓は守備にも適した部隊なので、飛信隊の戦略は確実に増えるでしょう。
また、尾平が百人将になったのも見逃せません。(本人は100人の命の責任に嫌がっていますが笑)
尾平の下には昴、慶、惇兄弟などがいますので、何かと見せ場があるのではないでしょうか。
軍師を守れば本能と知略の両立軍になる?
軍師の河了貂に100人の護衛兵と伝令兵が編成されています。
軍の伝達量が増えたことを考えれば、伝令は以前より増えていると推測できます。
飛信隊の将たちの多くは策を考えるのを得意としないため、軍師の河了貂はキーマンです。
趙の金毛が河了貂を狙ったこともあり、護衛も少しは増えているでしょう。
「結局戦は武将のものです」と語る王騎ですが、飛信隊は河了貂が動かしているといっても過言ではありません。
本能型の武将を知略で操る軍師がいれば、本能型と知略型のハイブリッド軍が出来上がるのではないでしょうか。
天下の大将軍である王騎や廉頗はおそらく本能と知略の両方を備えた武将であると私は推測しています。
(廉頗に関しては蒙驁が「ときに猛将、ときに知将」と言っていた気がします)
飛信隊の将を一言解説
飛信隊の組織図に書かれている将を一言で解説していきます。
李信
奴隷の身分から数々の武功を上げ続け、将軍まで駆け上がってきた村の英雄。
河了貂
秦の総司令官である昌平君の弟子にあたる軍師で料理が得意。
羌瘣
暗殺一族「蚩尤」の生き残りで、「巫舞(みぶ)」と呼ばれる術を使ったときは誰も止められない。
渕
信とともに王騎将軍からの試練を乗り越えた仲。
楚水
元郭備隊の副官で士族の騎兵を指揮するバランスタイプの真面目な将。
岳雷
龐煖に敗れた麃公軍から飛信隊へ編入した強い人。
我呂
何かと口を挟んでくるが実力のある兄ちゃん。
那貴
桓騎軍の側近であったが、信の戦い方に魅了されて移ってきた「逃げ」と「隠れ」を得意とする将。
田有
飛信隊怪力三人衆のひとりで、ドッシリ構えつつも落ち着いている。
田永
ガラが悪く喧嘩っ早いが、意外といじられキャラ。
崇原
歩兵長に相応しい剣術の達人で安定した活躍を見せる。
沛浪
コワモテだが意外とまわりに配慮した発言をする。
竜川
飛信隊怪力三人衆のひとりで、とにかくでかくてパワーはあるが腕相撲は信に完敗している。
澤圭
頼りにならない見た目だが、弱者の戦い方を知る隠れた猛者。
竜有
あまり目立たないが料理の腕前はピカイチ。
中鉄
飛信隊の怪力三人衆のひとりで、喋ることは滅多にないがさりげなく活躍していることも。
尾平
弱くてお調子者だが、ときに飛信隊の士気を上げるムードメーカー。
石
山の民「青石族」の長であり、桁外れな聴覚を持つ偵察にぴったりの男。
キングダム見てて階級ってどんな風になってるのかと思って見に来た。
「六大」将軍の所をここでは「六代」将軍って書いてあるね・・・。^^;
「六代」・・・本当ですね!
お恥ずかしいミスを盛大にやらかしておりました。
修正しますね。
ご指摘ありがとうございました!
どうもはじめまして!
こちらの新たな飛信隊組織図の記事は度々見返しております。
また、上記の指揮官名や役職などをまとめた図で弓部隊の指揮官が「?」になっておりますが、最近のキングダム本編では1コマだけですが澤圭さんが弓部隊の指揮を執っている姿が見られました。
なので澤圭さんは歩兵の200人隊と弓部隊の指揮官を兼任しているのではないかな、と思います。
初めまして!
記事を読んでいただきありがとうございます。
確かに、組織図を見ても澤圭さんと弓部隊が繋がっていることを考えると、指揮官を兼任しているという説も納得です。
澤圭さんが歩兵200人と弓兵800人を率いていると考えれば、二百人将という位置づけでありながら千人将に近い働きをしているとも言えそうですね。
弓部隊まわりはまだまだ考察の予知がありそうなので、今後意識して読んでみようと思います。
ありがとうございます!
ご返信ありがとうございます!
澤圭さんは尾平、羌瘣と並ぶ飛信隊最古参でありながら最近は出番が少ないので…w 「伍」の重要性を説いた傑物だと思っております。
弓は信を筆頭とする飛信隊メイン戦力の武器として使用される事は稀ですが(毐国編の渡河中に一度だけ?)戦術としては応用が効くと思いますので弓部隊のこれからの活躍が楽しみですね。
正直去亥がいきていてほしかった!これからの弓部隊の活躍が気になります!信頑張れ!!