「ロイとクロムの弱反転空後が安定しないんだけど・・・コツってないの?」
この質問に対して「コツなんてないですよ~」と答える人を今まで何度も見てきました。
とあるプロゲーマーの方も配信で「コツなんかねーよッ!」って言ってた気がします。
確かに、コツなんてない操作はたくさんあると思います。
小ジャンプやら空ダやら、操作精度を上げろってだけな話です。
ただ、個人的にはロイクロムの弱反転空後にはある程度コツを言葉で伝えることができると思っています。
当ページでは、ロイクロムの弱反転空後を安定させるコツについて解説していきます。
※ 筆者はクロム使いなので、以降はクロムで説明していきます。
クロムの弱反転空後の一般的な操作手順
クロムの右側に敵がいる前提で、次の操作をするのが一般的です。
- A:弱を出す
- →:前ダッシュ
- ←:反転
- J:ジャンプ
- C→:空後
- →倒しっぱなし:前慣性の維持
6番の手順は空後を出すだけなら必要ない操作ですが、前慣性を殺しにくくなるので入力しておくことをオススメします。
キーコンフィグでLRボタンのどこかにジャンプを設定しておくと劇的に操作しやすくなります。
「アタックキャンセル」というテクニックを使って反転空後を出す方法もありますが、おすすめしません。
なぜなら、アタックキャンセルだと必ず小ジャンプが出てしまい、大ジャンプ空後を出したいときに対応できないからです。
また、前慣性が乗りにくく、空後が届かなくなる可能性も高くなります。
弱反転空後の失敗パターンとコツ
まずは弱反転空後が失敗してしまうパターンを分けてみましょう。
- パターン1
弱を出したあとのダッシュが出ない - パターン2
反転のつもりが反転ステップに化けるor慣性が乗らない - パターン3
空後を出したつもりが空前が出る
どうでしょうか?
では、それぞれのパターンについて深堀りしていきましょう。
パターン1:弱を出したあとのダッシュが出ない
これは弱を当てたあとの前ダッシュ入力が早すぎたために起こります。
結論から言うと、このミスについてコツは存在しません。
数をこなしてタイミングよくダッシュできるように頑張りましょう。
先行入力の猶予中にスティックを前に倒して最速でダッシュできるとベストです。
パターン2:反転のつもりが反転ステップに化けるor慣性が乗らない
これは、スティックを後ろ側に倒している時間が長いために起こります。
スティックを一瞬だけ後ろに倒すことで対処できますが、この「一瞬だけ」を安定させるのが難しいのです。
コツは「反転するときスティックを真後ろに倒さず、斜め下に倒すこと」です。
これは実際にトレモのスピード調整「ZL入力で1コマ」を使って比較していただきたいのですが、スティックを真後ろに倒してジャンプしたときはクロムが地上で一瞬反転してからジャンプします。
一方、スティックを斜め下に倒してジャンプしたときはクロムは地上では反転せず、空中に浮いた瞬間から反転するのです。
そのため、反転を斜め下入力にすることで、クロムが後ろにステップするのを防ぎ、慣性も消えにくくすることができるのです。
ちなみに斜め上でも反転ジャンプは可能ですが、斜め下の方が慣性を保ちやすいです。
パターン3:空後を出したつもりが空前や空Nが出る
これにはいくつかパターンがありますが、次の二つが主な原因かと思います。
- 反転する前にジャンプしてしまっている。
- ジャンプと同じフレーム(もしくはそれより先)にCスティックを倒してしまっている。
前者については、しっかり反転の入力をしてからジャンプしなければなりません。
反転とジャンプを同じフレームで入力すると反転ジャンプは成功しますが、1フレームでもジャンプが早くなってしまうと失敗します。
後者については、しっかりジャンプをしてからCスティックを倒す必要があります。
ジャンプとCスティックを同じフレームで入力すると、反転がキャンセルされて空前や空Nが暴発します。
スマブラにはジャンプと攻撃を同時入力することで必ず小ジャンプになる仕様があります。
これを利用してジャンプとCスティックを同時に入力しようとすると、反転できずに空前が暴発するわけです。
というわけで、結論ですが「反転」「ジャンプ」「空後」は順序正しく別フレームで入力する意識が大事ということです。
カタタタッと流れるようにこの操作ができれば、しっかり反転空後を出すことができます。
クロムの弱反転空後の練習方法
クロムの弱反転空後を安定して出すために、次の操作を練習するのがおすすめです。
- →:前ダッシュ
- ←斜め下:反転
- J:大ジャンプ
- →押しっぱなし:前慣性の維持
反転しながら慣性を殺さず斜め45度に向かってジャンプできれば成功です。
反転できていなかったり、少しでも慣性が落ちたなら失敗。
弱反転空後の最大のポイントは、反転ジャンプの慣性を落とさず出せるかどうかです。
そのポイントを切り抜いた動きが、上記の練習方法となります。
この動きが安定してきたら、ジャンプ後に空後を入れてみましょう。
反転空後の完成です。
さらに、最初に弱を入力すれば弱反転空後の完成です。
上記の動きができるようになれば次のようなコンボもできるようになります。
空上を地上で裏当て→小ジャンプ空N→急降下着地→反転大ジャンプ空後→下り空上→着地→ジャンプ→上B
68%ほどダメージを稼げるクロムの高火力コンボです。
まとめ
クロムの弱反転空後のコツをまとめます。
- 反転するときスティックを真後ろに倒さず、斜め下に倒す。
- 「反転」「ジャンプ」「空後」は順序正しく別フレームで入力する。
- 慣性を落とさず反転大ジャンプができるように練習する。
あとはできる人がよく言う「とにかくたくさん練習しろ!」というやつです。
最後は結局「練習量」ですね。
トレモでできるようになったら実践で使ってみましょう。
そこで新たに「ヒット確認」という壁にぶつかると思いますが、オンラインでもちゃんと確認できますので長い目で練習していけば良いでしょう。