先日、とある友人から相談を受けました。
「経営者マインドを教えてくれ!」
現在、彼には出世を左右するイベントが控えているようで、参考として経営者側の視点を共有して欲しいとのことでした。
私は経営者ではありませんが、最も経営者に近い立場で戦略を立てる部署にいます。
短い時間でしたが、彼が求めるものに答えられるだけ答えました。
これをきっかけに、改めて「出世」というものについて考えを巡らせることができたので、私なりの「出世マインド」を当ブログに残してみることにします。
もちろん、私の考える出世マインドは経営者マインドとは違います。
ですが、より経営者に近づくために大切になってくる思考です。
- 将来的に出世して経営者に近い視点で働きたい。
- 出世できる人と出世できない人の違いを知りたい。
- 自分と会社の付き合い方を見つめ直したい。
このような方に読んでいただきたい記事です。
テンポよく、わかりやすく説明するため、変なエッセイみたいな書き方になりました・・・
ご了承ください。
幸福論⇒出世マインド⇒経営者マインド
幸せの基礎
幸せというのは「金銭」「能力」「人脈」が基礎になって作り上げられる。
この3つの柱をバランスよく積み上げていくのが良い。
これらの柱を伸ばすには、「時間」という燃料が必要だ。
- 金銭×時間=能力
テキストを買って資格の勉強する。 - 能力×時間=金銭
会計の知識を仕事に活かして働く。 - 人脈×時間=能力
友人に釣りを教えてもらう。
こうして、それぞれの柱を伸ばしていく。
基礎から幸せを作り出す
それぞれの柱を伸ばすだけでなく、幸せを作ることもできる。
- 能力×時間=幸せ
対戦ゲームで勝利を味わう。 - 金銭×人脈×時間=幸せ
家族と旅行に行く。
これが個人の幸せである。
第一の出世マインド
一番最初に伸ばすべき柱はやはり「能力」だろう。
なぜなら、一番減りにくいからである。
「金銭」「人脈」を伸ばしていくために「能力」を最優先に伸ばす。
これが一番最初に必要な出世マインドである。
能力があれば、少なくとも頼れる先輩になれるだろう。
第二の出世マインド
では、次に必要なのはなんだろうか?
それは「人脈」を伸ばすことである。
人脈には、もちろん「会社」も含まれる。
「俺の会社はブラック企業だ!働いた分だけの給料もくれないじゃないか。」
こう考えている間は出世は不可能だ。
なぜなら、「能力×時間=金銭」の考えしかないから「一生雇われ」で当然なのだ。
「能力×時間=金銭+人脈」という考えがあれば、なぜ自分が見合わない給料しか貰えないのかが見える。
余りを人脈に・・・つまり、会社との関係として蓄えているからである。
金銭だけが資産なわけではない。
金銭と能力と人脈、これが資産なのである。
能力と人脈があれば自ずと出世し、金銭の獲得に至る。
「能力→人脈→金銭」
さて、これで個人の幸せの3つの柱は出来上がった。
本当に自分の会社がブラック企業だと思うなら、さっさと転職するか自営業に移行した方が良い。
特に自営業はオススメ。やりようによっては青天井なものの明日には収入が0円になる怖さを知れるので、会社のありがたさが良くわかるはず。
経験しておいて損はない。
次なる出世マインド
これ以上に出世するにはどのようなマインドが必要なのだろうか?
それは、「法人の幸せ」を伸ばすことである。
法人とは字に書いたまま「法に則った人間」のことである。
故に、同様に幸せの3柱を持つ。
- 金銭×時間=能力
新入社員の能力を伸ばす。 - 能力×時間=金銭
自社が持つ技術を活かして利益を伸ばす。 - 能力×時間=人脈
顧客の満足に答える。 - 人脈×時間=金銭
顧客、協力会社、銀行、社員などの良好な付き合いが効率的な利益を産む。
詰まるところ個人と変わらないのであるが、会社全体を自分事にすることが次なる出世マインドである。
そして、これが経営者マインドに繋がっていく。
自分が正しいと思うな
ここまで話しておいてなんだが、個人的には出世マインドとは必ずしも必要ではない。
出世したら責任を多く抱えることになる。
「そんな責任を負う人生なんて俺には向いてない・・・」
それなら、出世マインドなんて必要ない。
やはり、人には向き不向きがあるし、「デキる人間」でなくても幸せになることはできる。
ただ、自分の代わりに上に立ってくれる人の考えを理解し、サポートしてあげて欲しい。
逆に、出世した人間は弱い人間の気持ちを理解し尊重してあげて欲しい。
リスペクトを持って頭を下げ、自分の下で働いてもらうことも大切である。
さて、経営者マインドとは何なのであろうか。
私にはわからないが、優秀な経営者は自分より10倍は学んでるし、学び続けている。
まとめと参考文献
というわけで、私なりに出世マインドをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
経営者マインドってのは正直、底が知れないので語れません。
今回は幸福論を切り口にしてみたのですが、この幸福論には元ネタがあります。
それが、書籍「幸福の資本論」です。
こちらの書籍では、幸福を3つの資本として捉える考え方が紹介されています。
これをベースとして、私なりに幸福論を再構築して言語化したのが当記事です。
幸福の資本論もかなり面白い書籍ですので、気になる方は上記のリンクをポチってみてください。
また、経営者マインドを求めるのであれば、漫画「蒼天航路」もおすすめです。
蒼天航路は三国志演義で最大の敵として描かれる曹操孟徳が主人公の壮大な物語。
私のバイブルなのですが、人の上に立つ人間はどうあるべきなのか考えさせられる名作です。
必読、今すぐ読むべし。